デコポン知ってますか?
頭がちょっとボコッとしたあのミカンの仲間です。でもあれ実は品種の名前じゃないって知ってましたか?実はデコポンは「不知火」という品種の商品名なんです!熊本果実連の登録商標なんです。デコポンを名乗れるのは、不知火の中でも糖度13%以上、酸度1度以下で熊本産の商品だけなんです。つまり不知火の中のエリートなんですね。
じゃ不知火ってどんな品種?
不知火は、元々長崎県で「清見」と「ポンカン」を交配させて作った柑橘類です。1972年のことです。でも育てにくいのと今ではかわいらしいと言われる見た目が当時の農水省から見ると量産向きではないと判断されて品種登録されなかったんです。その後、海(島原湾)を渡ってお隣の熊本県不知火町で栽培され、暫くして品種登録されて人気の品種になりました。
ちなみにデコポンですが、初出荷を記念して3月1日は「デコポンの日」に制定されているようです。
デコポン(不知火)の食べ方
皮は柔らかいのですが、厚いのでナイフで切れ目を入れてから手で剥いて食べてください。あとは蜜柑と同じようにそのまま実を食べられます。他にもオレンジと同じようにオデコと底の部分を切り落としてから6等分から8等分に切り分けます。皮と実の間に包丁を入れて剥きやすくすると良いですよ。
果汁がたっぷりなので、ジュースやジャムにしてもおいしいです。
【ジャムの素材】
・デコポン(不知火)2個
・砂糖 80g
・レモン汁 お好みで少々
【ジャムの作り方】
1.デコポンを実と皮に分けます。
2.弱火~中火で砂糖といっしょにじっくり煮詰めます。(時々混ぜて下さい)
3.汁が半分位になったら、火を止めてレモン汁を少々混ぜて出来上がり
4.熱を取ったら瓶詰して完成です。
※あく抜きした皮を手順2に混ぜて煮込むとマーマーレードにもなります。【かんきつ類のあく抜き方法(クックパッド)】